節約系ミニマリストは、機能系ミニマリストからの派生?
節約系ミニマリストは、機能系ミニマリストの1種ではないか。以前、ミニマリストの分類について書いていたときに、ふっとそう考えた。最終的に、自分の中では別タイプとして扱うことにしたのだけれど、同じ考えに至った人がいて、一方的に親近感を抱いてしまった。
その人が、先日も『節約系ミニマリストの本質。~節約目的のミニマリズムという不安定な思想。』という記事の中で紹介した、「ミニマリストの小宇宙」のJLGさん。・・・なんかブログ記事で会話してるみたいで面白い(`・ω・´)笑
★もくじ★
「安さ」は「機能」の一部?
『ミニマリストOLは、何にお金を使っているのか?』という記事の中で、JLGさんはこう書いている。
「安さ」って、「機能」の一部なのでは?
手に入れやすさと、手放しやすさ。
なんかそう考えると、あらゆる「節約系の矛盾」が解決するような気がしました。
僕も以前、同じようなことを考えていた。節約というのは「安い」「手放しやすい」という機能にこだわっているとみなすこともできるのではないか。
先日の記事(節約系ミニマリストの本質。~節約目的のミニマリズムという不安定な思想。)でも紹介したけど、JLGさんの記事『「ミニマリストの三大分類」への回答 & ミニマリストと節約の関係にもやもやしている方へ。』からもう1つ引用。
私が求めるのは、「生活コストを下げる」ことで「身軽に、柔軟に、自由に生きられる」ということです。
(中略)
すべてを失ったときの、再調達コストが低い、というリスクヘッジのつもりです。
(中略)
私は、「そのときに必要なものだけ」と思っているので、手に入れやすさと、手放しやすさを重視しています。だから安いものが多い。
言語化が容易だから、僕は「節約」という言葉を前面に出しているけど、上記の考えに全面的に同意だ。だから方向性というか、重視する部分が違うだけで、機能性ミニマリストと考え方は同じなのではないかと感じたんだよね(´・ω・`)
僕が「機能系」と「節約系」は別物だと考える理由
ただ前述のとおり、最終的には自分の中では、別タイプとして考えることにした。というのも、機能性ミニマリストを広い意味で解釈しだすと、結果的に総称としての「ミニマリスト」の意味に、どんどん近づいていってしまうからだ。それだとタイプわけの意味が薄れてしまう。
ちょっと強引ではあるけれど、美観系ミニマリストだって、フィーリングを重視した機能系ミニマリストといえなくもないかなという気がするし・・・。
機能系ミニマリストがミニマリズムの原点?
個人的には、タイプごとに優劣はないと考えている。でもここまでの話を含めて、あえて言うのであれば、ミニマリズムの原点、あるいはスタンダードは、機能性ミニマリストなのかもしれないなぁと思う。そしてそこから独自の価値観を加えたものが、美観系だったり、節約系だったりするのかもしれないね。
タイプわけをする目的
でも以前に『ミニマリストの三大分類。』という記事の中で、僕は下記のような主張をした。
みんなで共感できることは「ミニマリスト全体」で共有すればいいし、タイプごとにしか理解できないことは「タイプ別」に討論すればいい。これが僕の考える理想の形。
この理想像を前提に考えると・・・機能系と節約系は、同じミニマリストだけど、タイプとしては別物として扱ったほうが良いかと思う。
具体例を1つ。
わかりにくいので、具体例を1つ。たとえばスマートフォンについて考える。機能系ミニマリストであれば、多少高くても、おそらくiPhoneあたりを選ぶのではないかなぁと思う。
それが節約系ミニマリスト(≒ゆとり隊長)の場合だと、iphoneは不要となる。落としたり壊したりしたときに凹むくらいなら、安い中古スマホを使い倒すことを考える。毎日持ち歩くものこそ、あまり高価なものは使いたくない。事実、今僕が使っているスマートフォンは、5,000円を大きく割り込むような価格で購入したものだ。
JLGさんが同じように考えているかはわからないけど、僕なりに「手に入れやすさ」と「手放しやすさ」を重視し「失ったときの再調達コストが低いというリスクヘッジ」を意識した結果の行動だ。
何万円もするスマホは、僕にとってはオーバースペック。今もっているスマホでも、自分がやりたいことは十分にできているから、満足してるよ(`・ω・´)♪
やはり「機能系」と「節約系」を同タイプとするのは厳しい・・・
さて、スマホの選び方という話題で、機能系ミニマリストと節約系ミニマリストは共感できるだろうか。なかなか難しいんじゃないかなぁと僕は思うんだ。残念だけど(´・ω・`)
じつは僕も、自分は機能系ミニマリストを目指しているんじゃないかと考えていたときもあった。でも、どうしても前述のような違和感を拭いきれず、結果的に節約系ミニマリストという名称に落ち着いた感じ。
もちろん、同じミニマリズムという思想を持つ者同士、分かち合えることのほうが多い。だからタイプ分けは、それほど重要なものではない。ただ、より細かい話題になったとき、より共感を抱けるのは、同じタイプのミニマリスト同士なのは間違いない。そう考えると、機能系と節約系を同じタイプとみなすのは、少し苦しいかなぁと。
「節約系」という表現について
・・・「節約系ミニマリスト」という言葉が適切かどうかは、正直わからない。JLGさんが提唱する、自由系ミニマリストというのも、1つのコンセプトとして、非常におもしろいと思う。
自由系(≒節約系)最大の特徴
ちょっと話がそれるけど、JLGさんのいう自由系ミニマリストや、僕の言う節約系ミニマリストの根本は「モノへの執着」を最小化しようとしているところにあると思う。他の2つのタイプ(機能系と美観系)は、モノを厳選し、自分にとって良いものだけを使うという考え方は共通していて、ある意味、モノへの執着は強い。
自由系(≒節約系)は、リセットが利くような状況を至高としていて、モノへの執着は弱い傾向があり、それが最大の特徴だと思う。結果、安いものを選ぶ。(長く使うと愛着が出てくるけど、それはまた別の話。)
このリセットが利く状態を「自由」と表現するか、それともミニマリズムの副産物である「節約」という言葉を使うかの違い。表現が違うだけで、基本的には同じタイプなのだと思う。(JLGさん、違ったらごめんなさい。)
僕が「節約系」という表現を使う理由
ちなみに僕が「節約系」という表現を使っているのは、言葉として伝わりやすいと思っているから。若干誤解を生むこともあるかもだけど、短い言葉で表現する以上、どんな表現をしても多少なりとも誤解は生まれちゃうんだよね。「機能系」「美観系」「節約系」という3つの分類は、一目でなんとなくイメージがわくんじゃないかと思う。
詳しくは『ミニマリストの三大分類。』を参照いただきたい。
ただ本質的な意味で言うのであれば「節約系」という表現より、JLGさんが提唱する「自由系」のほうが、たぶん適切。「お気楽系」とか「リスクヘッジ系」とか、いっそのこと「モノに執着しない系」とか・・・そういう表現を使いたい気もする。ただ今のところ、ぱっと見でわかりやすいのは「節約系」という表現かなぁと思ってる。
「節約」は目的か、結果か。
少し気になるのは、節約目的でのミニマリズムなのか、ミニマリズムの結果が節約につながっているのか・・・という主従関係が曖昧なところだよね(´・ω・`)
でもそれは他のタイプも同じなのかもしれない。モノにあふれているのが嫌で、目的なくミニマリズムに取り入れ、その後に方向性を見つける人もいるだろう。逆に目的がありきでミニマリズムを取り入れる人だっているはずだからね。
そもそも主従関係が自分の中ではっきりしていない人もいるかもしれない。今までそれほど意識してなかったけど、僕の場合はまさにそれだ。節約目的のミニマリズムでもあるし、ミニマリズムの結果の節約でもあるのが僕の現状。
主従関係への意識と、実際の行動
この主従関係が大切かどうかは、意見がわかれるところだと思う。個人的には、どちらかといえば大事なのは行動だと考えているので、少し乱暴かもしれないけど、主従関係は多少違ってもいいんじゃないかと思ってる。節約が目的であれ、結果であれ、多くのことを共有できることは間違いないと思うから。そしてさらにもう一歩、深い話をするときにはじめて、主従関係についての考え方を気にすればいいんじゃないかな。
「節約系」といえど、ばっちり消費はするよ!
ちなみにJLGさんも書いているけど、「節約系」を自称する僕も、無駄遣いを嫌うだけで、結構消費はする。節約のみが目的じゃなくて、あくまで快適な暮らしが目的だから。「年100万円生活」なんて書いてるけど、これはある意味結果でしかない。ストレスがたまるような節約はしてないから。本気で節約しようと思えば、まだ多少は落とす余力があると思ってるよ(`・ω・´)キラーン
ふぅ、久しぶりにがっつり長文書いちゃった。最後まで読んでくださった方はいるのだろうか(´・ω・`)苦笑
まとめ
「節約系」は厳選したものを持つより、失ったときのリスクなどを考慮した選択を好み、この点が他の2タイプ(機能系・美観系)と大きく異なる。タイプわけの名称は、「節約系」という表現は適切かはわからないけど、直感的にわかりやすい表現ではあると思う。とりあえずしばらくの間は「節約系ミニマリスト」という表現を使ってみようと思う(`・ω・´)
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ゆとり隊長でした(`・ω・´)♪
記事数が増えてきたので、ブログの概要ページを作ってみたよ(๑•̀ㅂ•́)و✧
— ゆとり隊長@年100万円生活 (@yutori_ing) 2016年10月15日
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