現実逃避は、取捨選択の結果。

労働観

おもしろい話題があったので、ちょっと取り上げてみます。リタイアとの向き合い方についてですね。この記事を書くきっかけになったのは、遊民さんの「後ろ向きな早期リタイアで現実逃避、大いに結構」という記事です。

すでにリタイアを実現している方(ヒトデさん、よよよさん、遊民さん)の意見や考えを同時多発的に聞ける機会は、なかなか貴重かもしれません。

大雑把にまとめると…

今をときめくブロガー・ヒトデさんが『「セミリタイア」を現実逃避に使っていないか?』という記事の中で、次のように書いています。

もう1点の懸念点は、「セミリタイアをゴールにしている」という点です

(中略)

いやそれ、単純に今の仕事に疲れてるだけじゃん!!!

病気とかになってなければ、「のんびり」は1年も経てば満足します

(中略)

年300万円あれば、1人ならそれなりに満足の行く暮らしは出来るかもしれません。でも「体験」にお金を使おうと思ったら全然足りません

これ、ものすごく意見がわかれるところだと思います。

この記事について、よよよさんが「セミリタイアは現実逃避なのか?」という記事で、次のように語っています。

仕事がない生活を想像すると不安に感じてしまう人は、口では「仕事嫌い!」と言っていてもなんだかんだ心の拠り所にしているのではないか?

(中略)

自分の時間との向き合い方を知っていれば一生ケチな貧乏でも楽しんで無職生活を送ることは可能だと思うし、知らなければ彼の言う通り金を持っていようがわずか1年でも時間を持て余して鬱になってしまうだろう

2人の意見を受けて、遊民さんは、「後ろ向きな早期リタイアで現実逃避、大いに結構」という記事の中で、いい感じにまとめてくれています。

マジョリティ側の人から見て我々のような早期リタイアが現実逃避に見えるのと同じように、仕事を辞めても退屈するだけだからという理由で好きでもない仕事を続けることも、我々から見れば立派な現実逃避なんです。

いずれにせよ、現実逃避して何が悪いという考えですけどね私は。嫌なことから逃げるのも、幸福追求の方法として非常に効果的です。

人それぞれの人生なのですから、人それぞれの方法で自由に幸福追求すればいいだけです。難しく考えることはありません。

これら受けて思ったこと。

どちらも正しい。

ヒトデさんと、他のお二人では、考え方が大きく異なりますよね。遊民さんもおっしゃっているとおり、どちらが正しいとかそういう話では決してないです。

ただ、自分がどちら(に近い)タイプなのか、認識しておく必要はあるでしょうね。そこを履き違えると、後悔する結果を招きかねないです。

僕自身は間違いなく、ヒトデさんより、よよよさんや遊民さんに近い考えです。

現実逃避≒取捨選択。

現実逃避にもレベルがあると思うんですけど、少なくともお三方のいう「現実逃避」は、他人からどうこう言われる筋合いのあるようなものじゃないですよね。

そのような現実逃避であれば、できるならすればいいと思います。いや、いまいち正確じゃないな。「積極的にすべき」だと僕は考えています。

結局、どこかで何かを我慢する必要があるんですよ。

ヒトデさんのいう「楽しい仕事」というのは、誰もが簡単に見つけられるものではないと思います。また、よよよさんも書いているとおり、仕事には責任が伴いますので、程度の違いはあれど、必ず縛りが出てきます。

もちろん僕が言うような「お金がなくても…」というのだって、結局は妥協です。僕は、お金と時間を比べたら、時間のほうが大事だと思うから、そっちを選びたいというだけです。

つまり、ここでいう「現実逃避」というのは、取捨選択の結果なんですよね。自分の持っているカードで幸福度を最大化するために、みんな試行錯誤するんです。悪いことじゃなくて、積極的に思考した結果です。

一歩ずつ進む。

一度に複数のものを手に入れるのは難しい。だから、欲張っちゃダメです。1つずつ処理していくというのが大事でしょう。

自分が確実に前に進むには、何をすればよいかを考えること。そうです。とっても現実的なお話になります。

楽しい仕事を見つけるほうが簡単だと思えば、そちらに向かえばいい。リタイアのほうが簡単だと思えば、まずはそちらをがんばればいい。

別に、片方を手に入れたら、ストップしないといけない決まりはありません。

楽しい仕事が見つかって、メキメキと実力をつければ、自然とリタイアも現実的になっていくでしょう。リタイアできていれば、収入は気にしなくていいのだから、楽しい仕事につける可能性もぐっと上がります。

暇になったっていい。

僕は、生活のための労働時間の最小化を目指すのが手っ取り早いと考えているから、そちらに向かって動いています。

1年休めば満足? 他の人はわからないけど、ひとまず自分についていえば、ありえないと思ってます。

ただ、別に満足しちゃったらしちゃったで、いいと思ってます。どうしても暇で仕方がなかったら、働いたっていい。暇だから働くなんて、最高に贅沢な話です。

「働かないといけない」のと「働いてもいい」では、大きな違いがあります。たとえ、楽しい仕事が見つかったとしてもです。

今も大事に。

ヒトデさんとは、根本的なところで考え方が違うかなとは思いますが、以下の点については、全力で同意です。

でも、例えば今25歳で、45歳までに1億円貯めてセミリタイアするんだ! って言いながら、毎日我慢してセミリタイアシミュレーションツールとか眺めつつ、20年間働き続けるって微妙過ぎ無い?? 将来の自由も大事だけど、若い今の20年だって大事よ!

若いうちにしかできないこともあります。また、あまり考えたくないことではありますが、人生は何があるかわからないですからね。

今さえよければいいという考え方は好ましくないですが、将来を考えて今を犠牲にするというのも考えものです。

このあたりは、各々のバランス感覚で判断するしかないかと思いますが、できる限り今も大事にしていきたいものです。

他人に振り回されないように。

他の人の意見や考えを参考にすることは、とても意味のあることです。しかし、必要以上に気にしていては、良い結果は生まれません。自分の価値観をしっかりと持ち、それに基づいて考え、行動に移しましょう。

この記事では、ヒトデさんの意見に異を唱える部分が多かったですが、決してヒトデさんの考えを批判するものではありません。ヒトデさんの意見ほうがしっくりくるという人も多いはずです。それでいいと思います。

大事なのは、過信にならない程度に、自分を信じること。いたずらに、第三者の意見に振り回されてはいけません(´・ω・`)

終わりに。

お三方の記事は、どれも考えさせられる要素が多く、引用だらけになりかけたので、強引に絞りました。ざっと読んで、勢いでこの記事を書いたので、ニュアンスがおかしいことになってたらごめんなさい…と言い訳しておきます(苦笑)

そんな不安もあるので、ぜひとも、お三方の記事も読んでみてください。冒頭でも書きましたが、実際にリタイアした方の声を、こうして揃って聞けるのは、なかなかに貴重かと思います。読んで後悔はしないはずです。

以上、ゆとり隊長でした(`・ω・´)!


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