介護の職場体験に参加しての感想。

だいぶ前の話になるのだけど、介護業界の職場体験イベントに参加した。最終的には、介護業界への就職はしなかったけれど、いろいろと勉強させてもらったので、今ごろながら記事にしてみるよ。今日はそんなお話です(`・ω・´)!

僕は、今回は介護業界への転職は見送ったけれど、魅力に溢れた仕事だと感じた。将来的には、もう一度検討するかも。ということで、赤裸々に書いていくけど、業界を否定する意図はまったくないので、その辺をご理解いただいた上で読み進めてね。

介護業界の魅力は?

介護業界は、退職前から気になっている世界ではあったんだよね。ぱっと思い浮かぶだけでも、下記のような魅力がある。

人手不足で需要がある。

介護業界って、常に人手不足なんだってさ。だから、簡単に転職できるらしい。事業所によって細かい違いはあっても、共通している仕事も多いらしく、潰しが利く。多少年齢が上がっても、経験者であれば問題なく就職できるとか。節約と潰しの利く仕事の組み合わせは最強だからね。魅力を感じずにはいられないよね。

多様な働き方ができる。

週3だったり、夜勤だけだったり、いろんな働き方をしている人がいると聞くよね。実際、求人をあさってみると、いろいろ出てくる。週5がしんどい僕には、ありがたい話。

どこでも働ける。

職種によっては、東京や大阪ばかりに密集していることもあるけれど、介護はどうもそうではないらしい。当然っちゃ当然なんだろうけど、ご高齢の方がいるところに、需要が発生する。そりゃ全国いたるところにできるよね。

介護業界に興味を持ってから、近所を歩くときも意識してみるようになって気づいたんだけど、そこらじゅうにあるんだよね。

職業体験ってどんなことをしたの?

ということで、せっかく無職で時間があったので、職業体験に参加してみることにした。介護施設っていくつかに分類されるらしいんだけど、特別養護老人ホーム(特養)とデイケアの2つの事業所で、それぞれ1日ずつ、体験で働かせてもらったよ。

教員免許を取る際にも、介護体験に行ったことがあるんだけど、それ以外の経験はなく、もちろん資格もない。直接的な介護ではなく、利用者さんとお話をしたり、配膳や下膳のお手伝いをしたりといったことが、おもな体験内容でした。

特別養護老人ホーム(特養)ってどんなところ?

2つの事業所で体験させてもらったけど、特養とデイケアでは、仕事内容も雰囲気も、だいぶ違うように感じた。

特養は、作業的な業務が多い印象を抱いた。利用者さんは認知症が進行していて、自分では何もできない人が少なくない。普通に会話ができていそうで、よくよく聞いていると、「ん?」ってなることもしばしば。看護師さんも在籍していて、忙しそうだった。レクリエーション中にワゴンを押しながら採血をしていて、看護師さんってすごいなーって思ったよ。

とはいえ、結構元気そうな人も結構多くて、多少なりとも活気があるように感じた。お話をしていても、笑顔が見れることが多くて、ほっとした。

ただ、施設全体がそういう雰囲気というわけではないみたいだった。僕が行った事業所は2つのフロアにわかれていて、僕が体験させてもらったのは、認知症の症状が軽めな人たちが集まっているフロアだった。お願いして、もう1つのフロアも少しだけ見せてもらったんだけど、雰囲気がガラッと変わるのがわかった。

こちらのフロアになると、利用者さんはほとんど車椅子で、寝ていたり、ぼーっとしている人ばかりだった。少し見ただけだから、実際どうなのかはわからないけど、第一印象はそんな感じ。

デイケアはどういうところ?

特養はほとんどの利用者が住み込みだったけど、デイケアは通所型。朝、施設にやってきて、入浴したり、レクリエーションをしたりして、夕方に帰っていくような感じ。食事も、利用者さんごとに配慮していることもあるようだったけど、メニューがいくつかあって、基本的には好きなものを選べるようになっていた。

わりと元気なおじいちゃん・おばあちゃんが多かった。一部の人は補助が必要みたいだけど、かなりの割合で、トイレにも一人で行っていた。

積み木のようなものをいくつ積めるかといったシンプルなゲームでも、なかなかに盛り上がる。表情豊かな人が多くて、僕も一緒になって楽しんだ。なんというか、日常の先にある場所という感じ。

僕は1日体験だったため、利用者さんとお話をする時間も多かった。だけど、実際に職員として働くとなると、なかなかゆっくりお話する時間は取れなくて、もやもやすることもあるとか。ちょっと残念だね。

実際に働いている職員さんの様子は?

体験を受け入れてくれるようなところだから、多少なりとも余裕があるところなのかもしれないけれど、働いている人たちの雰囲気は、どちらもすごく良い感じだった。

隙をみては、いろんなことを聞いてみたけど、みんな優しく質問に答えてくれた。もっと殺伐とした雰囲気なのかと思ってたけど、どちらの事業所も、わりと温かい雰囲気だった。大変な仕事だよと言いながらも、わりとイキイキと話している人が多い印象を受けたよ。

デイケアに惹かれ、派遣会社にも登録したみた。

冒頭で書いたとおり、結果的には介護業界への就職は見送った。だけど、デイケアでの仕事に惹かれていたので、タイミングさえ良ければ、今ごろデイケアで派遣やアルバイトとして働いていた可能性は十分にあったと思う。

思ったよりも楽しめそうだと感じたし、最短の期間だけでも、介護業界を経験しておけば、今後生きていく上での切り札になるだろうと考えた。それから、改めて転職活動をしようかなぁと考えたりもしていた。

体験後、もう少し詳しい話を聞いてみたくなって、介護専門の派遣会社に登録した。自宅近くのデイケアで、良い感じの求人があって、紹介してもらうことになったんだけど、事業者さんの都合で、結局流れてしまった。もしこれが流れていなかったら、微妙に未来が変わっていたかも。

介護業界への転職は見送り。

その後も、何回か派遣会社とやり取りをしたのだけど、登録して早々に、介護業界の転職を見送ることにした。理由はだいたい以下のとおり。

求人が多いのは、特養や有料老人ホームなんだけど…。

性別、年齢を問わず、需要が多いと話題の介護業界。あまりしっかり調べたわけじゃないんだけど、派遣会社で聞いた話やネットでの情報を総括すると、それが当てはまるのは、特養や有料老人ホームあたりみたい。デイケアは、そこまで人手不足という感じはしなかった。

素人のイメージだから間違ってるかもだけど、特養や有料老人ホームは、職員の責任が重い印象がある。なんというか、人の命を預かってる感がハンパない。今回お世話になった特養の職員さんはみんな、利用者の氏名や座席、病状などを記憶していて、テキパキと動き回っていた。

柔軟性と素早い判断力、そしてタフな精神力を要求されそう。いずれも、僕は持ち合わせていない。そう考えると、僕には特養や有料老人ホームはきつそうだなぁと感じた。

デイケアなどに絞ると、介護業界のメリットが享受しづらそう。

デイケアのほうが簡単な仕事だというわけじゃないと思うし、感じ方には個人差があると思うんだけど、僕にはデイケアのほうが楽しそうに映った。

だけど、デイケアなどの施設に絞ると、介護業界のメリットが享受しづらくなるように感じた。性別・年齢問わずとにかく人が欲しい!というのは、前述のとおり、特養や有料老人ホームの話なのだと思う。ネットでいくつかの体験談を読んだけど、「いろんな施設に面接にいったけれど、特養以外は全滅だった」といった話も結構あった。

男はあまり求めていないという事業所もあるみたい。女性は男性に介護されるのを嫌がることもあるらしく、女性のほうが使い勝手がいいんだろうね。あとは、そこそこの割合で、自動車の運転を求められるらしい。とくに男性の場合は。方向音痴で車の運転が苦手な僕にとっては、死活問題。

週2~3日の求人は思ったより少なかった。

仮に一度介護業界で働くにしても、このままずっと働くつもりはなかった。ここで一度経験をしておいて、その後は別の職に就き、将来セミリタイアのイメージで、週2くらいで働けたらなぁと考えてた。

そんな不純な気持ちを抱きつつ、派遣で週2くらいで働ける場所を探していたんだけど、想像していたより条件にあう求人が少なく、週4や週5の求人が多い印象だった。もちろん、場所や施設の種類を選ばなければあるし、経験者だったらまた違うのかもしれない。

体力に不安がある。

これは今までずっと思ってたことなんだけど、僕は体力に自信がまったくなく。腕力も笑っちゃうくらい弱い。いざ就職を現実的に考え出すと、その不安はかなり増大された。普通の人が普通にやることでも、僕がやったら、結構な苦労を伴いそう。

今すぐじゃなくても挑戦できる?

「人材不足」「多様な働き方」といったメリットをがっつり享受できるのは、特養や有料老人ホームに限ると感じた(僕の思い込みかもだけど)時点で、僕の中では優先順位ががくんと落ちた。

これは以前から何人かの方に助言いただいていたことなんだけど、介護業界は、多少年齢が上がっても門戸は開かれているらしい。それならば、今は他のやってみたいことを優先したほうがいいかなという結論に達した。

体験に行ってよかった。

体験そのものは、とても勉強になった。現場でいろいろと考えを巡らせることができたし、多くの職員さんたちから直接話を聞けたのは、とても有意義だった。職員さんたちには、介護職につくかどうかも含めてまだ迷っており、半分興味本位で参加したと素直に伝えていたけど、それでも丁寧に対応してくれた。感謝です。

また、利用者さんとお話ができたのもよかった。雑談の中で、利用者さんからも、たくさんエールをもらった。「長い人生だから、悩んで当然。正解なんてわからない」「こうやって体験に来てるだけでも前に進んでる。がんばって」なんて応援してくれたりして。利用者さんは、当然ながら人生経験豊かな人ばかり。包み込まれてる感がすごかったです(笑)

終わりに。

ということで、介護職に魅力を感じつつも、今回は見送るという結論に達しました。たった2日間だけだったけど、なかなかに濃い時間を過ごさせてもらいました。

介護業界は、人手不足なのは周知の事実のようで、注意してみると、就職フェアやら職業体験やら、結構いろんなイベントが行われている。興味がある人は、一度そういうところに行ってみると、少しイメージが具体的になるかもしれない。

今は既に違う職種で働きだしてしまったけれど、今後、また機会があれば、改めて介護職を選択肢の1つとして検討しようと思ってます。こんなところに書いても仕方がないんだけど…お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。

ということで、介護の職業体験レポートおしまい。以上、ゆとり隊長でした(`・ω・´)!


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