不法侵入?消防用設備点検に気をつけろ!大家さん・管理会社の無断入室への対応と対策。

先週、僕の入居する賃貸マンションで消防設備点検が行われた。いわゆる火災報知機とか火災感知器とか呼ばれるあれね。その際、不在にしてしまい、無断で部屋に入られてしまった。ショックだ。賃貸だからといって、そんなことがあるとは…。今回の件の経緯と得られた教訓をお伝えするので、賃貸暮らしの人は参考にしてほしい。

前提条件。

僕は法律の専門家ではない。最低限の知識をかじった程度の素人だ。したがってこの記事は僕個人の意見を書いたものであって、正確さを保障するものではないので、その辺はよろしくね。

あともう1つ。大家さんと住人はフランクな関係で、お互いに顔見知り程度にはなっているようだ。少なくとも僕の場合は、互いに連絡先を知っていて直接話をすることもできる関係。

簡単な経緯。

2週間ほど前にお知らせあり。

約2週間前くらいかな。「消防用設備定期点検のお知らせ」と書かれた紙が郵便受けに挟まっていた。そこには点検日時と、点検内容、そして「検査には入室の必要があるから家にいてほしい」という旨の依頼が書かれていた。

すっかり忘れて放置。

点検日は平日。当然のごとく仕事。さらに悪いことに、予定がぎっしりで有給取得も難しい状況だった。本来であれば連絡を入れるべきところだけれど、うっかり忘れて放置してしまった。

点検当日、帰宅した際に違和感。

具体的な記述は避けるけれど、帰宅した際にちょっとした違和感を抱いた。同時に消防用設備点検の日だったことに気付き、業者さんが入室したことを確信。なお、事後の報告は一切なかった

後日、大家さんに事実確認。

納得ができなかったので、大家さんに突撃電話。大家さんが立会いの下、業者さんを入室させた事実を確認

それぞれの主張と今後の対応。

ゆとりの主張。

連絡もなしに不在にした件については僕が悪い。しかしだからといって、勝手に入るのはおかしい。正直かなり驚いたし、気分が悪い。当日に連絡を取る努力もしないのか。緊急時以外で無断入室する権利があるのか。また不在時に入室しておいて、事後の報告もないのはいかがなものか。もし盗難などの被害があったときは、誰がどう責任を取ってくれるのか。

大家さんの主張。

気に障ったのなら申し訳ないが、悪いことをした認識はない。事前に「点検のお知らせ」を配布していた。そこに入室する必要性が書いてあり、これをもって不在時入室の承諾を得たものだと考えている。契約時にわたした契約書にも書いてある。また住人と十分な信頼関係を築いている。長く大家をしているが、この件でトラブルになったことは一度もない

論点。

大家さんや管理会社の権限。

ごめん、正直よくわからない。ただGoogle先生の話だと、賃貸契約をしている以上、住人に占有権が生じ、大家といえど勝手に入室すると不法侵入に該当、基本的には「住居侵入罪」であると解釈してよさそうに思える。ただし火事などの緊急時には「緊急避難」が適応されるため、罪には問われない。

契約書の記述。

契約書の記述はどうなっているのか。確認したところ、「立ち入り」の項目に、概ね以下のような内容が書かれていた。おそらくどの物件も似たようなことが書かれているのではないかと思う。

大家さんや管理会社は、マンションの維持や修繕・防犯等のために必要な場合は、これに立ち入ることができる。この場合、前もって住人の承諾を得ることとする。ただし緊急のときはこの限りではない。

以上のことから「住人から承諾を得た場合」あるいは「緊急時に該当する場合」は、大家さんや管理会社が入室できる

緊急時に該当するか?

緊急時にどういうものが該当するのか。これもGoogle先生に聞いたところ、やはり火事とか水道関係のトラブルとか、一刻を争うものが例として挙げられていた。法定点検であったとしても、「緊急」とはいえないだろうと僕は考えている。

承諾を得たといえるのか?

大家さんが主張しているのはこちらの「承諾を得た場合」だ。事前にお知らせを配布しており、特別連絡がなければ承諾したとみなすらしい。これはさすがに暴論じゃないのかなぁ。承諾を得たわけじゃなくて、一方的に通知したに過ぎないと思う。拒否の意思表示をしなければ同意とみなすのがOKなら、いろんなことができちゃうよね(´・ω・`)

お知らせの文面について。

他の人の事例でお知らせの文面を公表されている方がいらっしゃったので、いくつか拝見させてもらった。「留守の場合は管理会社立会いのもと、点検を実施します」なんて書かれているところが多いみたい。だけど前述したとおり、記述してあれば承諾と扱うというものでもないと思う。

うちの場合は、それすらも書かれていなかった。「緊急時の安全のため、ぜひとも在宅いただき、点検を受けられますようお願いします」といった内容だった。この文面を読んで、不在だったら勝手に入ると予測することは、国語力の低い僕には無理だった。

今後の対応。

 結論。

今後は火事などの緊急時をのぞき、不在時に部屋に入ることはしない。ただしこれは個別での対応であって、全住人に適用するわけではない

結論の背景。

管理会社とも少し話をしたけれど、あくまで大家さんの意向次第であるという至極当然の回答が得られた。盗難等何かトラブルがあったときは、真っ先に大家さんの責任が問われると思われる。大家さんには僕なりの意見をお伝えさせてもらったけれど、結局問題行為だと理解していただくまでには届かなかった。

大家さんはベテランであり、今までこの件でトラブルが生じたことはないと強調されていた。しかし不在時に入室しても報告書の類などを一切置かないので、大半の人が気付いていないか、不審に思っても確証まで至らなかっただけではないかと僕は思う。

僕自身、十分な法律知識があるわけじゃないから強くは出れないし、大家さんとの良好な関係を壊すのも辛い。不本意ながら、自分だけが救われる結論で終了となった。

今後の対策と教訓。

同様の事例は結構多発している。

いろいろと調べていてわかったのが、以前はこれくらいのことは平然と行われていたということ。最近は随分と減ってきているようだけど、まだそれなりの頻度で起こっているようだ。ベテラン大家さんは安心感があるけれど、この手の話については要注意かもしれない。

契約書は必ずチェック。

普段さらっと読み流してしまうところだろうけど、きちんと目を通そう。今回のような事例で言えば「立会い」とか、そんな項目が強く関係してくる。真偽のほどは確かではないけれど、契約書に消防点検について書かれているなんて話も見かけたので注意。

お知らせには忘れず対応。

今回の件については、僕にも甘えがあった。もしスルーしても勝手に入られることはないと思っていたし、もし万一勝手に入室されたとしても、何かしらの形で報告があるものだと思っていた。異変に気付いたから良かったけれど、気付かなければそのままだ。想像するだけでも気味が悪い。

法的にどうかは別として、放置したら知らないうちに入られるリスクがある。きちんと連絡した上で不在時の入室を許可するのか、あるいは日にちを変更できないか、パスすることは可能かといった相談をするのが無難だ。

キーワードは根拠・緊急時・承諾?

前もって連絡を入れても、日程変更などを一切受け付けてもらえず無茶を言ってくるようであれば、状況に応じて戦う必要があるかもしれない。これは素人意見だけど、戦うのであれば「根拠」「緊急」「承諾」という3つの言葉がキーワードになってくると思う。

まずは何の根拠があって不在時に入室しようとしているのかを確認しよう。当然契約書は読んでおくこと。「緊急時」には当てはまらないと主張する。最後は「承諾を得たら・・・」という話になると予想されるので、明確に拒否している旨を伝えよう。あまり穏やかではないけれど「住居侵入罪」という言葉を出してもいいかもしれない。おそらくこれだけで、ある程度戦えると思う。

物理的な対策。

ここで紹介するのは対策は2つ。1つは自分以外の人が部屋に入ったらわかるように仕掛けをつくること。ほら、よくマンガやドラマであるでしょ。ドアに小さい紙を挟んどくとか、シャーペンの芯をごにょごにょしておくとか。そこまでするかという感じもするけど、特定の日に念のため仕掛けるならありかも?

もう1つは、自分で別途鍵をつけるという対策が考えられる。こうすれば勝手に入られることはない。ただし気をつけないといけないのが、緊急時に責任を問われる可能性があること。たとえば火事があったとき、新しくつけた鍵が原因で被害が広がった場合などは、トラブルになりかねない。また当然だけど、退室する際には撤去する必要がある。そういった事情を踏まえると、もしつけるにしても緊急時には容易に破壊できる簡易なものが良いと思われる。好機といわんばかりに100円ショップグッズで簡易鍵を自作してみたけど、それくらいがちょうどいいかな。試しにつくってみただけで使ってないけどね。基本大家さんは良い人だし、2度目はないと信じてる(´・ω・`)

最悪の場合は引越しを検討。

最悪の場合は、引っ越すしかないのが現状だと思う。断固たる態度で対応するのも大事だけど、撤退も視野に入れておかないと自分を必要以上に苦しめる可能性がある。僕自身、今回は事なき(?)を得たけれど、大家さんの対応次第では引越しを検討するつもりだった。

まとめ。

賃貸には無断入室というリスクがあるということを思い知ったできごとで、とにかく驚きだった。消防用設備定期点検のご案内なる1枚の紙に、まさかそこまでのドラマがあるとは・・・。まさかこんなことで賃貸契約書を読み直すことになるとは・・・。驚きの連発だった。みなさまもどうかお気をつけください。

以上、ゆとり隊長でした(´・ω・`)

 


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