群ようこ著「ゆるい生活」より、興味深かったことを3つ紹介するよ。

群ようこさんが書いた「ゆるい生活」というエッセイを読んだので、印象に残ったことを抜粋して紹介するよ。最初にAmazonより、概要を引用しておくね。

ある日突然めまいに襲われ、飛び込んだ「漢方薬局」。そこで教えられたのは、冷え、水分、甘み、余分なものすべてを体から抜きとっていく暮らしだった…約6年にわたる体質改善を綴った実録エッセイ。

前もって白状しておくと、あまりきちっと読んでない。東洋医学や漢方に関する話が多く、興味がないわけではないんだけど、今きっちり読みたい気分ではなかった。ということで、ばーっと流し読みして個人的に印象に残った部分を3つだけピックアップした。メインの内容から外れており、決して要約ではないので、その辺はご了承お願いね(`・ω・´)

ちなみに僕は普段、あまり小説とかエッセイは読まないんだけど、群ようこさんの本を手に取るのはこれで3冊目。何かと心に染みる内容が多くて、もっといろいろ読んでみたいと常々思わされる。1冊目・2冊目についても、記事(「れんげ荘(群ようこ著)の印象的なシーンまとめたよ(`・ω・´)♪」「続・れんげ荘物語『働かないの』…あれから3年。」)にしてるので、よかったら読んでね! 

では本題に入っていくね。

年4回ある土用は体を休める時期!

無知で恥ずかしいんだけど、「土用」という言葉をあまり知らなかった。夏になると土用・うなぎというキーワードが出てくるのは知ってたけど、ある特定の1日を指すものだと思ってた。(土用と土曜日をごっちゃにしてたのは内緒。)ゆるい生活の中で、下記のように紹介されている。

 どんな元気な人であっても、気をつけたほうがいい期間が、年に四回あるという。
「夏の土用は『土用の鰻』で、知っている人が多いでしょうけど、土用は年に四回あるんです。暦を見るとわかるんですが、一月、四月、七月、十月の土用の入りの日から、立春、立夏、立秋、立冬までの十八日ほどの期間で、昔は農作業や土木関係の仕事はやめたというくらい、体を休める大事な期間なんですよ」
(中略)
…土用は年に四回、それも一回につき十八日あるとなると、年間にニか月半は土用なのである。
(P.25より引用)

ねぇ、知ってた? 「土用の鰻」って、年に四回あるうち、夏の「土用」の丑の日を言うんだね。だから年によっては、1年間に2日あることもあるらしいよ?

話がそれちゃった。今紹介したように、土用というのは、元々は次の季節に備えて、身体を休める期間なんだって。季節の変わり目は体調を崩しやすいし、定期的に心身をリセットできるのはいいことだなぁ。以前にちょこっとだけ「七十二候」というものに興味を持ったことがあるんだけど、昔の人って、季節とともに暮らしてきたんだなぁって実感するよね。

ちょっと情報が古いけど、みんなが大好きなWikipediaから土用の日程について参考に引用しておくよ。

今は様々な文明の利器を駆使することで、季節に関係なく生活ができてしまう。だけどそれが必ずしも良いことではないんじゃないかな…なんて思う(´・ω・`)

 

老いはなだらかな下降線ではない?

群ようこさんは書籍の中で、こう語っている。

…老いはなだらかに下降線を描くものと想像していたのだが、中年になってそれが階段状であるのがわかった。
 がくっと下に落ち、それからしばらくフラットな状態が続き、そしてまたがくっと落ちる。そのがくっと落ちたときの対応が肝心になる。
(P.214より引用)

あー、たしかにゆるやかな曲線というイメージがあるなぁ。多くの先輩たちが「~歳あたりから、急に無理が利かなくなった」と言っているのを知っている。それでも無意識に、そういうイメージを抱いてしまうんだよね。

群ようこさんが身体に異変を覚えたのは、50歳半ばだそうだ。「人生50年」という言葉があるけれど、50歳を超えたあたりからは、老いの影響が大きくなるのかな。とはいえ、老いによる機能低下が直接生死にまで影響したのは昔の話。今は平和な社会で、腰を据えて対応ができる。でも心の準備は必要なのかなと思わされる一節だった。

 

生涯できる趣味の大切さ。

このエッセイの中で、もっとも印象に残ったのが下記の内容。

 私には読書、編み物、和裁、小唄、三味線という趣味があった。このなかで私の体調に影響するのは、読書、編み物、和裁である。どれも目を酷使し、前屈みになりやすい。最近、根を詰める作業をすると、日常生活には支障はないものの、頭がぼーっとするようになった。
(中略)
…断腸の思いで、これから編み物、和裁からは手を引くことにした。毛糸や反物などはバザーに、針、糸などの道具類は必要最低限のものだけを残して処分した。趣味のない人生は悲しいので、目を使わなくてもよく、背筋を伸ばして唄い、弾く、小唄と三味線を習っておいて本当によかった。
(P.215より引用)

じつは僕自身も、以前に趣味のことで少し不安になったことがある。僕の趣味の多くは、目を酷使するものだからだ。こうしてブログを書くのだって、パソコンとにらめっこ。書籍やマンガ、ブログを読むのだって同じだ。考えたくはないけれど、老いでなく病や交通事故などで視力を失うことだってない話じゃない。そうなってしまったとき、生きがいをすべて失ってしまわないか…何かの拍子に、ふっとそう考えてしまったことがあるんだよね(The ネガティブ笑!)。

まぁ視力を完全に失うとか、まったく歩けなくなるとか、そこまで考え出したらきりがない。でもあらゆる能力が50%減になるくらいのイメージで、一度自分の生活を見直してみるといいかもしれない。視力を例にとって考えるなら、紙の本を読むのは大変だとしても、拡大縮小が容易な電子書籍なら大丈夫かなぁ。ブログを書くのがしんどくなっても、音声入力を利用すれば楽に入力できるかもしれない。新しく何かを始めるのだって悪くない。いずれにしても今好きなことは、生涯にわたってできることを祈りたいものだけどね(`・ω・´)!

思いがけず著書の経験を聞けてよかった。

 

終わりに。

ゆとり世代の僕が老いについて語るのもおかしな話かもしれないけれど、老いというのは、その年齢まで無事に生きてこれた証でもあるんだよね。それに、どうせ誰も老いからは逃げられないのだから、悩んでも仕方がないこともたくさんある。結局のところ一番大事なのは、著者のように普段から納得のいく生き方をすることだろうと改めて感じた。

著者はこのエッセイを、下記のように締めくくっている。

ふと見るとガリガリくんが、目も鼻の穴も全開で、
「ほーれ、冷たいぞ~、おいしいぞ~」
 と私を誘惑してきた。
(中略)
結局、ソーダ味は売り切れていたので、グレープフルーツ味と梨味を一本ずつ買い、猛暑のなか家に帰って、一気に二本食いした。一時的に体がほっとした。今日はこれでいいんだと納得した。
(中略)
…これからもこのような感じで、基本は押さえつつ、ゆるく生きていければいいなと思っている。

うん、いいね。エッセイの大締めでガリガリくん、なんとなくゆるい(笑)でもあまり気を張っても疲れちゃうからね。ゆるく生きよう。…すでに十分ゆるく生きてる自覚があるけどね(`・ω・´)ドヤァ

ぬるい生活という書籍は、ゆるい生活とは別の書籍だから注意してね。著者は同じだから、きっと良い本だと思うけど、今回紹介したのは「ゆるい生活」だよ。「ぬるい生活」じゃないからね!笑

関連記事:「れんげ荘(群ようこ著)の印象的なシーンまとめたよ(`・ω・´)♪」「続・れんげ荘物語『働かないの』…あれから3年。」)

以上、ゆとり隊長でした(`・ω・´)!

 


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