サービス残業を受け入れることにした。

サービス残業、それは日本の悪しき風習。サービス残業、それは愚かなる行為。サービス残業、それは社畜の証。僕はつい最近まで、極力サービス残業を避けるよう努めてきた。だけど、諦めてサービス残業を受け入れることにした。今日はそんなお話だよ(´・ω・`)ふぅ。

はじめに

学生時代、僕が就職活動を終えたとき、周囲の評価はなかなかに上々だった。それなりに規模が大きく、普通に考えれば潰れる可能性は低い。給料は決して高くはないが、同世代と比較して低いと感じるわけでもない。いわゆるブラックではなさそうな会社だ。外部からは比較的ホワイトだとみなされている職場であり、また内部の人たちも、多少の不満は聞くけれど、決してブラックだという認識はしていないと思う。

なぜいきなりこんなことを書いたかというと、理由が2つある。1つ目は、周囲のみんなが受け入れている以上、僕の甘えが多分に含まれていると認めざるをえない点を最初に記述しておきたかった。2つ目は、ホワイト企業だと思われている会社であっても、これくらいのことは普通に起こっていると知ってもらいたい。

…という前置きを頭の片隅に置いた上で、引き続き読んでいただきたい。

 

そもそもの問題点:1~2時間は誤差?

うちの職場は、残業代は申請すれば、原則きちっと支払われる。しかしあくまで申請制であり、申請しなければ決して支払われることはない。そのためか、定時から1~2時間程度の残業であれば、申請しないというのが暗黙のルールとなっている。そう、「サービス残業」だ。

僕は自分がいただいている給料については、何の不満もない。何せこっちは、年100万円で生活できる身分だ。高所得など求めていない。また、ある程度の残業が発生するのは仕方がないことだと思っている。しかし「サービス残業」については、どうにも納得できなかった。

30分程度までなら、誤差だと割り切れる。だけど1時間、場合によっては2時間…これはもはや僕の中では誤差として認識することはできない。だから極力、中途半端な残業は避けてきた。帰るときは極力早く帰り、残業するなら堂々と申請できる時間まで残るように心がけてきた。さりげなく、目立たない程度に。それでもそれなりの頻度でサービス残業は発生していたけどね。

自己の金銭的利益だけを考えるなら、「サービス残業なんて誰がするかよ!!」と喧嘩を売ればよかったかもしれない。だけどそれには多大な労力と度胸が必要であり、僕にとっては賢い選択だとは思えなかった。だから妥協案を選択していたわけだ。

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新しい問題点1:残業を減らせ!

入社当初、残業は推奨されているような空気すらあった。違和感はあったが、気は楽だった。しかし安定してそうな企業であっても、このご時勢だ。経営状況が厳しくなってきたのか、年々残業への規制が強くなっていった。しばらくは残業を減らしていきましょう程度の話だったが、いよいよ残業を減らせという命令に変わっていった。一方で、仕事は明らかに増加傾向。しかし「残業を減らせ」、これが上からの指示だった。

残業がしたい人なんて、そう多くはない。少なくとも僕は、残業代なんていらないから定時できっちり帰りたいというのが根本の思想だ。

しかし残業削減の要求度合いはグレードアップしていき、ついにはサービス残業で乗り切るしかない状況に追い込まれていった。仕事が終わらないから仕方がなく仕事を続けていると、定時後に数時間ほど働いたところで、「もうぼちぼち帰れるよな? 残業はだめだぞ?」みたいなことを言われるようになった。

(そもそも数時間働いた時点で残業ではないのだろうか…。)

 

新しい問題点2:圧迫叱責

サービス残業を忌み嫌う僕は、業務の効率化をはかろうとした。しかしそれも簡単ではない。パワハラと言ってもいいのではと感じるくらい、部下の失敗…いや、ときには失敗とはいえない些細なことですら激しく叱責する人が存在するからだ。言っていることは大抵正しいから、反論もできない。ただただ圧迫される。自分が叱責されるのはもちろん嫌なんだけど、自分以外の誰かが叱責されているのを見るのも、じわじわと効いてくる。したがって、業務の効率化どころか、むしろ効率を落としてでも、必要以上に丁寧に仕事をするしかないのが現状だ。

ちなみにその人はとんでもなく優秀な人なので、知識が豊富で頭の回転も速い。散々圧迫し、制圧し切った後ではあるが、困難なトラブルであっても、最終的には解決策に導いてくれる。パワハラチックな言い方さえしなければ、同じ職場で働けるのが誇らしく感じるであろう存在。だけど現実は残酷だ。尊敬を大きく上回るレベルで、僕はその人に負の感情を抱いている

別にこの人が悪だとは思っていない。好き好んで部下を叱責しているわけではなくて、その人が自分の会社を思って、一番良いと考えている行動をしているだけなのだと思う。言ってしまえば、その人の求めるレベルに達していない部下が悪いのだろう。だけど、この人が今の職場にやってきてからそれなりの時間が経ち、僕の中で仕事への意識が大きく変わった。お客さんよりも先に、この人の顔が浮かぶようになったのは紛れもない事実だ。

 

サービス残業を受け入れるという決断

いろいろと考えてたけれど、諦めてサービス残業を受け入れることにした。今月も既に数十時間ほど残業をしているが、1時間たりとも残業申請はしていない。これは僕だけの話ではなくて、多くの人が同じような状況に陥っている。

本来は業務を効率化し、無駄な作業を減らすことで対応すべきだろう。もちろんそれも試したけど、前述したとおり、それは苦しいのが現状だ。また異義を申し立てて、残業代をきちっと払うように訴えかけることもできるが、出来損ない社会人の僕が出しゃばったマネをしたら、どういう反応が返ってくるか容易に想像できる。

ヤケになってる部分もないわけじゃないけど、わりと冷静に考えて導いた結論だ。要はコストパフォーマンスの問題。残業代を得るために揉め事を起こしたり、逆にサービス残業を避けるために激しい叱責を受けるくらいなら、大人しくサービス残業を受け入れたほうが楽。ただそれだけの単純な話。

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会社への恩義

隠居生活を目指す僕は、そもそもこのまま長く勤めるつもりはない。だからサービス残業がどうしても納得がいかなければ、辞めた後に請求するという手もある。もちろん、記録はとるようにしている。でも、今のところは、そこまでするつもりはない。

僕は会社に恩義を感じている。決して出来の良い社員ではない僕を、ときに叱りつつも暖かく見守り、優しく育ててくれた。労働環境にしても、もう我慢ならん!というレベルになったのは、そんなに古い話ではない。仮にここらで辞めるとして総合的にみれば、僕は良い会社に巡り合った。

 

入社前に決めた3つのミッション

僕は入社前から、自分の中でおぼろげながらミッションを定めていた。

1つ目はお金を貯めること。世の中、お金がすべてではないけれど、お金で解決できることは多いよね。同時に年100万円生活をはじめることで、生活コストを下げるつもりでいた。

2つ目は社会人としての基本的なスキルを学ぶこと。僕は学生時代に接客系のバイトをまったくしなかったので、すべてがはじめてだった。身だしなみや電話・来客の対応、名刺の渡し方、文書の作成など最低限のことは、ここで身に付けておかないと、その後に働くとき苦労するもんね。

3つ目は社会の厳しさを学ぶこと。僕は40年間きちっと働くなんて生き方はできないだろうという予感を、学生時代から抱いていた。だけど隠居生活であれ、何か個人事業主であれ、様々な苦労が待ち受けているだろう。『ないものねだり』をせずに済むように、いわゆる「正社員という生き方」の厳しい側面も体験しておきたいという思いがあった。

1つ目も2つ目も、想像以上に上手くいってたんだけど、3つ目についてはいまいちだった。それなりにいろいろあったけど、それでもまだぬるいというか、想像の範疇に収まっている気がしていた。だけどここ1年間で、想像を超える事態が出てきたように思う。やっとミッション達成かな(´・ω・`)?

ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方

 

おわりに

僕はすこぶる運が良い。入社してから今まで、少しずつ労働環境が悪化していった。最初の頃は今と比較して、精神的にもずいぶんと楽をさせてもらっていた。その間にいろいろ学ぶことができたし、ある程度のお金を貯めることもできた。だからやってられん!っていう状況になってからも、ある程度余裕を持って対応することができている。もし入社直後から状況が悪かったらと思うと、ぞっとする。早々と社会に絶望し、会社に感謝する余裕もなかったかもしれないなぁ(´・ω・`)

世の中には、もっとひどい会社がたくさんあるのは知っている。もしかしたら、うちの会社がやっていることは、多くの会社で当然のようにされていることなのかもしれない。だけど、「みんながやってるからOK」という理論を、僕は好きになれない。以前に「計算上、基本給を15%下げれば有給取得率100%、残業代は満額支給できる。」という記事を書いたけれど、状況によっては給料を下げてでも労働契約や労働基準法を守れるようにすべきではなかろうか。

上層部が気付いているかどうかはわからないけれど、若手の中でちらほら不満の声が聞こえている。これがこの先、大きな不協和音にならないことを祈っている。

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以上、ゆとり隊長でした(`・ω・´)!

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