一人暮らしの実質コストは2万円? 貯金できない理由にならない。
よく一人暮らしは、実家暮らしと比較して、貯金の面でかなり不利だといわれる。でもそんなのは思い込みだよ。年100万円生活のゆとりは、一人暮らしだけど、そこらの実家暮らしの人に負けてるとは思っていない。また自分が実家暮らしをしたとしても、貯金が大幅に増えるとは到底思えない。みんな誤解してると思うんだ。今日はそんなお話だよ(`・ω・´)!
ちょっと長い。だけどお金が貯まらない原因が「一人暮らし」にあると考えている人や、経済面が不安で一人暮らしに踏み切ることができずにいる人は特に、根気強く読んでほしい。あ、あと先に謝っておくね。読みづらくてごめん(´・ω・`)!!
では本題へ。
一人暮らしで余分にかかる費用
一人暮らしはお金がかかるイメージがあるよね。実家くらいの場合と比較して、どういった費用がかかるのか。まずはそこを整理しておこう。一人暮らしにかかるすべての費用ではなく、一人暮らしをすることで、実家暮らしと比較して余分にかかるコストを考える。これが一人暮らしの実質コストといえる。
住居費、光熱費など
一番大きな費用は住居費だよね。実家暮らしの人は、月に何万円と浮く。これが実家暮らしが貯金に有利だといわれる大きな理由。さらに光熱費もダイレクトにかかってくる。結構するんだよね。
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通信費(モバイル端末は除く)
ここで言う通信費は、パソコン用のインターネット回線のこと。モバイル端末の費用は、実家暮らしの人でも、自分で支払っている人が多い
食費
実家暮らしであれば、昼食はともかく、朝食と夕食は親が用意してくれるよね。一人暮らしの人は、3食すべてを自分でまかなわなければいけない。大変だ。
雑費
シャンプーや歯ブラシなど、日用品も自分で買い揃えないといけない。だけどこれは、上記の3つに比べると誤差のようなもの。微々たるものではないくらい日用品にこだわるのなら、おそらく実家に住んでいたとしても、計上されるコストだと思う。ということでこの記事では省略させてもらう(´・ω・`)
一人暮らしならではの収入
住宅手当!
実家暮らしの人にはないけれど、一人暮らしの人にはある(場合がある)。そう、一人暮らしの味方、住宅手当(`・ω・´)♪
リクナビNEXTのWebページによると、下図のとおり、住宅手当が支給されているのは、約半数。ただしエンジニア500名を対象にしたアンケートであり、記事も2004年作成のものなので、若干のズレがありそう。
月1~2万円の人が過半数
また金額は、だいたい1~2万円の人が多いようだ。
先ほど紹介した記事の中で、下記のような補足もされている。
とはいえ現実にはまだ住宅手当を支払う企業が多数派。2002年の中労委の調査によれば、住宅手当を実施している企業は調査対象の68.3%。支給額には差があるものの、平均額は1万5100円。
これも2002年と古いデータだから、信憑性は定かではないけれど、だいたいの参考にはなるはずだ。
実家暮らしだって無料じゃない!
ここまで読んで、やっぱり一人暮らしはお金がかかると思ったかもしれない。住宅手当だって、コストをすべてまかなえるような金額じゃないもんね。だけどね。実家暮らしだって無料じゃないんだ。実家暮らしの多くの人が、家に一定額のお金を入れている。
SUUMOジャーナルというサイトが、実家暮らし400人を対象にアンケートを実施している。下の2つの図はそこからの引用。
実家にお金を入れている人の割合は?
このとおり、一部の年齢層を除けば、毎月一定額のお金を実家に入れている人が多数派だ。他にもいくつかの調査結果を見たけれど、だいたい6~7割くらいの人が、実家にお金を入れていると回答している。実家暮らしには、一人暮らしとは違う部分でお金がかかっていることがわかる。
実家に入れる金額は?
では、実際にいくらくらい実家に入れているのか。実家にお金を入れていると回答した人を対象として、調査したのが上図だ。平均相場は約37,000円とのこと。
僕の周囲だと、30,000円を入れているという人が多い。若干の乖離はあるけれど、それなりに実感と近い数値だと思う。
実家暮らしのコストは3万円と仮定
以上の情報より、実家暮らしの費用を3万円と仮定しよう。平均は37,000円だけれど、20歳代をイメージして、少し控えめの数値にした。この3万円というコストを、一人暮らしの実質コストと比較していくよ(`・ω・´)!
改めて一人暮らしのコスト洗い出し!
さて、ここまで一人暮らし、実家暮らしのそれぞれの必要なコストについてみてきた。節約したければ、実家暮らしが圧倒的に有利だといわれているけど、本当にそうなのか。少し考えてみてほしいな。
前述したとおり、一人暮らしで余分にかかるコストは「住居費、光熱費」「通信費」「食費」「雑費」の4つ。これらについて、もう少し詳しく考察し、一人暮らしのコストを算出してみるよ(`・ω・´)!
わかってると思うけど、節約は大前提ね。そこを前提にしとかないと比較にならないから(´・ω・`)苦笑
一人暮らしの住居費、光熱費
ここでもSUUMOに頼ることにしよう。「3万円以下の賃貸住宅[賃貸マンション・アパート]情報」をいろいろと眺めてみてほしい。
一番高いであろう東京を例に考えてみよう。東京であっても、共益費込みで3万円以下という物件は意外と存在する。「23区内」「駅徒歩15分以内」「エアコン付」「築30年以内」・・・これくらいの条件を付けたって大丈夫。この価格帯はゲストハウス(多くの場合、キッチンやトイレが共用)などが混ざってくるので、注意が必要。でもいくつか見ていけば、なかなか良さそうな物件が見つかる。
東京のど真ん中でこれだ。いくつかの地域で確かめたけど、たいていの場所は、3万円前後で見つけることができるはずだ。とりあえず住居費は3万円で計上。
次は光熱費。これは都市ガスか、プロパンガスかで大きく変わる。ここでは都市ガスだと仮定して、5,000円としておく。また、水道代は家賃の共益費に含まれているものとする。
住居費と光熱費をあわせて、35,000円として計上する。住居費と光熱費の割合は、人によって変わってくるかもしれないけれど、あわせてこれくらいというイメージ。
一人暮らしの通信費
ここでいうのは、先にも書いたとおり、モバイル端末を除く通信費。スマホなどのモバイル端末は、実家暮らしの人であっても、自分で払ってるでしょ。パソコン用のネット環境は、だいたい5,000円くらいになるかな。ポケットWifiだったら3,000円くらいからあるし、スマホのデザリングや格安SIMを使えば、もっと安くできる。
しかし、ここは5,000円で計上しておこうか。
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食費
昼食は、実家暮らしの人でも、外食だったりお弁当を注文したりする人が少なくない。割合でいうと、お弁当持参と半々くらいかなぁ。ちょっとズルだけど、ここでは平日の昼食代は、実家の人でもかかるということにさせてもらう。また実家暮らしであっても、土日は外出先で食事をするということも少なくないはずだ。
学生時代もそうじゃなかった? 一人暮らしをしていようが、実家通いだろうが、みんなで外食という機会はかなり多かったはず。
話を戻そう。一人暮らしの場合、多少でも自炊をする人であれば、月々の食費は、だいたい20,000円程度には納まるんじゃないかな。そのうち、前述のように実家暮らしの人でもかかると推測される食費を除くと、10,000円程度になると僕は考えている。なんだかんだ言って、平日の昼食代あたりが、食費の結構な割合を占める。
ということで、一人暮らしの食費は10,000円で計上する。
一人暮らしのコストまとめ
ここまでで算出した「住居費、光熱費など」「通信費」「食費」を合計すると50,000円となる。繰り返しになるけれど、これは実際にかかるすべての費用ではなく、実家暮らしと比較した場合に、余計にかかると推測される費用だ。
ここに住宅手当が入ると、コストは減少する。前述のとおり、住宅手当は1~2万円以内のことが多い。ちなみに僕も運良く住宅手当をもらえているんだけど、やはりこの範囲に収まる。
ここまでを考慮すると、住居手当の有無で結果は変わるけれど、一人暮らしの実質コストは30,000~50,000円であると考えることができる。
一人暮らし VS 実家暮らし
一人暮らしと実家暮らしのコストは、最大で2万円?
一人暮らしが、実家暮らしと比較してお金がかかるのは、やはり事実だ。でもね。節約するところをきちんと抑えれば、みんなが思ってるほど大きな差はないよ(´・ω・`)?
前述のとおり、一人暮らしの実質コストは5万円。住宅手当がない場合でも、実家暮らしの人と比べて、毎月2万円の差だ。
「一人暮らし」は、お金を貯められない理由にはならない
2万円ってでかいよ。決して小さくない。だけどさ。大騒ぎするほど、大きいものでもないよね。少なくとも、お金が貯められない言い訳にはならない。
2万円なんて、残業の有無で簡単にひっくり返る数値でしょ。同世代と比較したって、基本給でそれくらいの差があることだって、珍しいことじゃないんじゃない? ちょっとした趣味でも、それくらいかかるものなんて、いくらでもあるでしょ。
もう1回いうよ。「一人暮らし」は、貯金できない言い訳には、絶対にならない。一人暮らしのコストは、誤差の範囲であり、趣味レベルの話だ。
住宅手当があれば、コストはゼロ近づく!
住宅手当は、だいたい1~2万円の範囲。もしあなたが、2万円の住宅手当をもらえる環境にあるのなら、一人暮らしのコストはゼロだよ!!
年100万円生活ゆとりにとっての一人暮らしコスト
僕はありがたいことに、住居手当を1万円ちょっともらえている。だから、一人暮らしのコストは、1万円程度だと認識している。1万円で自由気ままな一人暮らしができるなら、コストパフォーマンス良すぎじゃないかな(`・ω・´)♪
それに格安SIMの利用でモバイル端末の通信料金を毎月5,000円くらい削減できているし、他の部分でもエコノミニマルな暮らしを心がけることで、さらに5,000円くらいは十分節約できていると思っている。これだけで、実家暮らしの人と肩を並べることができる。
普段は周囲に「いやぁ、一人暮らしは何かとお金がかかりますからね。困ったものです(´・ω・`)」なんて言ってることもあるけど、正直にいうと、本音とはいえない。わざわざ人と比較するもんでもないけど、一般的な実家暮らしの人よりも、僕のほうが生活コストは低いと思う(`・ω・´)ドヤァ
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まとめ
上手に出費を抑えれば「一人暮らし」の実質的なコストは、わずかなものだということを伝えたくて、この記事を書いた。「一人暮らし」を貯金できない理由にするのはおかしいし、経済的な不安を「一人暮らし」ができない理由にするのも、あまり適当とはいえないと僕は思うよ。僕の言いたいことはそれだけ(`・ω・´)!
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— ゆとり隊長@年100万円生活 (@yutori_ing) 2016年10月15日
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